眉を開く(読み)マユヲヒラク

デジタル大辞泉 「眉を開く」の意味・読み・例文・類語

まゆひら・く

心配事がなくなって、晴れやかな顔になる。愁眉しゅうびを開く。
「文三の決心を聞いてお政はようやく―・いて」〈二葉亭浮雲
[類語]吹っ切れるほっとする肩の荷が下りる重荷を下ろす息を愁眉を開く溜飲が下がる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「眉を開く」の意味・読み・例文・類語

まゆ【眉】 を 開(ひら)

  1. 心中心配憂いがなくなって安心する。愁眉を開く。眉を伸べる。眉を広ぐ。
    1. [初出の実例]「携黄巻而好鑽仰、擲金之才開眉」(出典:詩序集(1133頃)月契万年光詩序〈藤原令明〉)
    2. 「断然と言ひ放つ僕の顔をうちまもって、母は少し眉を開き」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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