愁眉を開く(読み)シュウビヲヒラク

デジタル大辞泉 「愁眉を開く」の意味・読み・例文・類語

愁眉しゅうびひら・く

心配がなくなって、ほっとした顔つきになる。「無事下山の報に―・く」
[類語]吹っ切れるほっとする肩の荷が下りる重荷を下ろす息を眉を開く溜飲が下がる

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精選版 日本国語大辞典 「愁眉を開く」の意味・読み・例文・類語

しゅうび【愁眉】 を 開(ひら)

  1. ( ひそめていた眉根もとにもどす意 ) 悲しみや心配がなくなって、ほっと安心した顔つきになる。悲しみや心配がなくなる。安心する。
    1. [初出の実例]「不白首空帰恨、請見愁眉一旦開」(出典菅家文草(900頃)二・賀和平)
    2. 「積善の余慶家門に及び、栄花をながく子孫につたへむ。仍(よって)年来の愁眉を開き、一期安寧を得ん」(出典:平家物語(13C前)一一)

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