溝壑(読み)こうがく

精選版 日本国語大辞典 「溝壑」の意味・読み・例文・類語

こう‐がく【溝壑】

  1. 〘 名詞 〙 みぞや谷間。貧困などのために路傍で倒れ死ぬ場合などに用いる。
    1. [初出の実例]「唯恐 百年之後空朽溝壑」(出典万葉集(8C後)五・八一〇・題詞)
    2. 「飢饉の年にあふて、老弱の溝壑にまろび死するを」(出典:十善法語(1775)五)
    3. [その他の文献]〔孟子‐梁恵王・下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「溝壑」の読み・字形・画数・意味

【溝壑】こうがく

たにま。〔孟子、梁恵王下〕凶年には、君の民、老壑に轉じ、壯は散じて四方に之(ゆ)く千人ぞ。而るに君の倉廩實ち、府庫充(み)ちたり。司以てぐるもの(な)し。

字通「溝」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android