凶年(読み)きょうねん

精選版 日本国語大辞典「凶年」の解説

きょう‐ねん【凶年】

〘名〙
① 農作物のできが非常に悪い年。不作の年。飢饉年(ききんどし)
※足利本論語抄(16C)八佾第三「凶秊不熟の年祭るぞ」
※西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二「凶年には募兵の命を止ることあり」 〔孟子‐梁恵王・上〕
② 不幸なできごとのあった年。災難の多い年。
※師郷記‐永享二年(1430)八月一八日「官司西廊南門顛倒、東門・北門破損云々。洪水、又以外也。凶年之基也」

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世界大百科事典内の凶年の言及

【凶作】より

…気象が不良であったり,病害虫で作物がよく実らぬこと,実りの悪いことを凶作といい,そういう年を凶年といっているが,厳密な定義はない。農林水産省は平年収量(〈平年作〉の項目を参照)を100とし,作況指数(〈作況予報〉の項目を参照)が98~95の場合を〈やや不良〉,94以下の場合を〈不良〉として,毎年,公表しているが,凶作という官庁用語はない。…

※「凶年」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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