火山形態の一種で溶岩尖塔(せんとう)ともいう。古くはベロニーテbelonite、塔状火山ともよばれた。地表に出てくる前にほぼ固結してしまった溶岩が、下から押し上げられて塔状の形状をなしたもの。直径数百メートル以下、比高(高さ)300メートル以下で、溶岩の岩質は流紋岩かデイサイトである。溶岩円頂丘(溶岩ドーム)の成長末期に出現することが多い。1902年、西インド諸島小アンティル諸島のフランス領マルティニーク島で、プレー火山の頂に生じた比高232メートルのデイサイト溶岩の塔が典型であるが、翌年崩壊してしまった。1991年(平成3)から1995年に成長した長崎県雲仙普賢岳(うんぜんふげんだけ)の溶岩ドームでは、最後に長さ130メートル、幅50メートル、高さ80メートルの溶岩塔が出現して噴火が終了した。
[諏訪 彰・中田節也]
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の9月中 (9月後半) のことで,太陽の黄経が 210°に達した日 (太陽暦の 10月 23日か 24日) に始り,立冬 (11月7日か8日) の前日までの約 15日...