デジタル大辞泉 「滅びる」の意味・読み・例文・類語 ほろ・びる【滅びる/▽亡びる】 [動バ上一][文]ほろ・ぶ[バ上二]1 なくなる。絶える。滅亡する。「国が―・びる」2 すたれる。衰亡する。「いと異様ことやうに、―・びて侍るなれば」〈枕・一八五〉3 死ぬ。「其の人の―・びたらば其の国はあきなん」〈平家・一〉[類語]滅亡・衰亡・破滅・自滅・壊滅・全滅・衰滅・死滅・滅ぶ・墓穴を掘る 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「滅びる」の意味・読み・例文・類語 ほろ・びる【滅・亡・泯】 〘 自動詞 バ上一 〙 [ 文語形 ]ほろ・ぶ 〘 自動詞 バ上二段活用 〙① なくなる。消え去る。死ぬ。死滅する。[初出の実例]「其の身、亡(ホロヒ)ざらくのみ」(出典:日本書紀(720)仁徳一一年一〇月(前田本訓))② 成り立たなくなる。たちゆかなくなる。国、家系、一家などが絶える。滅亡する。[初出の実例]「本の邦、喪(ホロヒ)乱れて」(出典:日本書紀(720)斉明六年一〇月(北野本訓))③ 勢力、影響力などが弱くなる。すたれる。衰退する。衰亡する。[初出の実例]「此の典(のり)幾に亡(ホロヒ)なまし」(出典:日本書紀(720)孝徳元年八月(北野本訓)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例