デジタル大辞泉 「滇池」の意味・読み・例文・類語 てん‐ち【滇池】 中国雲南省中部にある湖。昆明の南にあり、昆明池ともいう。長安の昆明池はこれを模したもの。ティエンチー。→昆明池 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「滇池」の意味・わかりやすい解説 滇池 (てんち)Diān chí 中国,雲南省中部,昆明の南にある断層陥没湖。古称は滇南沢,昆明湖。雲南第一の湖で,面積318km2,半月形をなす。漢代,長安の南西に開削された昆明池は滇池をかたどったものである。平均水深5.5m,北部は草海と呼び1~2mにすぎない。湖面の標高1886m。コイ,フナなど水産資源が豊富。流入河川は20余,流出河川は海口河1本で,いずれも落差が大きく水力発電がさかんである。北岸には清代の大観楼があり,西岸の西山には元代の三清閣,太華寺などの建築群がある。執筆者:駒井 正一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「滇池」の意味・わかりやすい解説 滇池てんち / ティエンチー 中国、雲南省中部にある湖。省都昆明(こんめい/クンミン)の南郊に位置し、昆明湖、滇南沢ともいう。南北36.5キロメートル、東西12.8キロメートル、面積294.5平方キロメートルで、最大水深は10.2メートル。断層作用によってできた陥没湖である。湖水は南西の海口で流出して普渡(ふと)河となり金沙(きんさ)江に注ぐ。コイなどの淡水魚が多く淡水養殖が行われるほか、水資源としては、水田灌漑(かんがい)や発電にも利用される。付近に西山、竜門、大観楼などの名勝・旧跡が多い。[青木千枝子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「滇池」の意味・わかりやすい解説 滇池てんち 「ティエン(滇)池」のページをご覧ください。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by