滋野井公寿(読み)シゲノイ キンヒサ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「滋野井公寿」の解説

滋野井 公寿
シゲノイ キンヒサ


生年月日
天保14年6月4日(1843年)

出生地
山城国(京都府)

経歴
安政3年元服して昇殿を許され、侍従となる。幕末尊攘派公家として国事に奔走。維新後は、明治元年佐渡裁判所総督、佐渡鎮撫使、ついで甲斐府知事となり、2年甲府県知事兼甲府城守に就任したが、3年水害による管内窮民を独断で救恤したため、謹慎となり、のち辞職。以後桂宮祇候などを務め、17年伯爵を授けられた。

没年月日
明治39年9月21日

家族
父=滋野井 実在(公卿)

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「滋野井公寿」の解説

滋野井公寿 しげのい-きんひさ

1843-1906 幕末-明治時代の公家,華族
天保(てんぽう)14年6月4日生まれ。滋野井実在(さねあり)の長男。文久3年後醍醐(ごだいご)天皇陵攘夷(じょうい)親征の実現をいのるなど,尊攘派として活躍。慶応4年綾小路俊実とともに赤報隊結成にかかわる。のち佐渡裁判所総督,佐渡鎮撫使(ちんぶし),甲府県知事などを歴任。明治17年伯爵。明治39年9月21日死去。64歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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