滑莧(読み)スベリヒユ

デジタル大辞泉 「滑莧」の意味・読み・例文・類語

すべり‐ひゆ【滑×莧】

スベリヒユ科一年草路傍・畑など日当たりのよい所に生える。茎は赤紫色を帯び、下部は地をはう。葉は肉質長円形、つやがある。夏、黄色の小花を開く。うまびゆ。 夏》「淋しさや花さへ上ぐる―/普羅

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「滑莧」の意味・読み・例文・類語

すべり‐ひゆ【滑莧】

  1. 〘 名詞 〙 スベリヒユ科の一年草。各地の田畑や路傍に生える。全体に肉質無毛、紫赤色を帯びる。茎は地をはい上部は斜めにはい上がる。葉はへら状くさび形で対生。夏、茎の上部の葉腋に小さな黄色の五弁花を開く。果実は球形の蓋果で上半部がとれ黒い細かい種子を落とす。茎、葉は利尿解毒薬に用いられ、若いうちはあえ物やひたし物にして食べられる。《 季語・夏 》 〔多識編(1631)〕

滑莧の補助注記

日葡辞書」には「Suberibiǔ(スベリビュウ)」とある。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「滑莧」の解説

滑莧 (スベリヒユ・スベリヒョウ;ヌメリビユ)

学名Portulaca oleracea var.oleracea
植物。スベリヒユ科の一年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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