滝平村(読み)たきだいらむら

日本歴史地名大系 「滝平村」の解説

滝平村
たきだいらむら

[現在地名]羽茂町滝平

羽茂川中流域の山村。川は北東から南西に流れ、当地にある滝によって上流部と下流部に分れる。上流部は下川茂しもかわも(現赤泊村)盆地、下流は大崎おおさき村。南・北は山地。集落は地形上栢木淵かやのきぶち大平おおだいら高野こうやむかいみね鳥越とりごえがためき黒山くろやま大峰おおみね新入高野しんにゆうこうやなどに分散する。羽茂川下流部の栢木淵は中使駒形治右衛門家を中心とした杣人集落。大平は諏訪神社を祀る集落で、滝はここにある。北東部の大峰には中世の帰農武士の伝えをもつ佐藤甚左衛門家がある。・新入高野は近世の新開地。


滝平村
たきのひらむら

[現在地名]山形市滝の平

常明寺じようみようじ村の西に位置し、白鷹しらたか丘陵東麓の山間地に立地。領主変遷は延享四年(一七四七)までは反田そりだ村と同じ。宝暦一三年(一七六三)下総佐倉藩領となる。寛永一三年(一六三六)の保科氏領知目録には滝野平村とみえ、高一三四石余。同一六年の定納一紙(佐藤文書)には滝平村とあり高二二六石余、村内の反別田二町三反余・畑七町九反余、ほか若木わかき古館ふるだて常明寺深沢ふかざわ・反田の五ヵ村への出作地五町七反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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