滝沢英輔(読み)たきざわ えいすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「滝沢英輔」の解説

滝沢英輔 たきざわ-えいすけ

1902-1965 昭和時代映画監督
明治35年9月6日生まれ。東亜等持院撮影所からマキノプロダクションにうつり,昭和4年第1作「或る女と画家」をとる。のちPCL東宝で「戦国群盗伝」「伊那の勘太郎」などを,戦後日活で「絶唱」「しろばんば」などを監督した。昭和40年11月29日死去。63歳。東京出身。東京府立工芸学校卒。本名は憲。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の滝沢英輔の言及

【鳴滝組】より

…昭和10年前後(1934‐37ころ)に京都の鳴滝の住人だった映画監督,脚本家のグループの名称。山中貞雄稲垣浩,滝沢英輔,荒井良平,土肥正幹,三村伸太郎,八尋不二,藤井滋司の8人が〈梶原金八〉というペンネームで新しい自由な映画づくりをめざしてシナリオの合作や共同製作を行った。その意味では戦後のフランスの〈ヌーベル・バーグ〉,とくに映画研究誌《カイエ・デュ・シネマ》の批評家出身のグループに似た存在であったかと思われる。…

※「滝沢英輔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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