滝田ゆう(読み)タキタユウ

デジタル大辞泉 「滝田ゆう」の意味・読み・例文・類語

たきた‐ゆう〔‐イウ〕【滝田ゆう】

[1932~1990]漫画家東京の生まれ。本名、祐作。田河水泡すいほう弟子を経て、漫画家としての活動を始める。東京の下町路地裏舞台とした作品を多く描く。代表作「寺島町奇譚きたん」「ぼくの昭和ラプソディ」「裏町セレナーデ」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

20世紀日本人名事典 「滝田ゆう」の解説

滝田 ゆう
タキタ ユウ

昭和・平成期の漫画家



生年
昭和7(1932)年3月1日

没年
平成2(1990)年8月25日

出生地
東京・向島寺島町

本名
滝田 祐作

学歴〔年〕
国学院大学文学部中退

主な受賞名〔年〕
文芸春秋漫画賞(第20回)〔昭和49年〕,日本漫画家協会賞大賞(第16回)〔昭和62年〕「裏町セレナーデ」

経歴
墨田川高校卒後、田河水泡内弟子となる。昭和43年「ガロ」に「寺島町奇譚」を連載し、以降下町風景を背景に、ペーソスあふれる漫画を描きつづける。作品に「カックン親父」「ダンマリ貫太」「怨歌橋百景」「私版・昭和迷走絵図」「裏町セレナーデ」「さらば墨東夢ゆかり」、エッセイに「昭和ベエゴマ奇譚」「昭和夢草紙」、画文集「僕のぶらぶら日記」など。ひょうひょうとした中に人をひきつける独特な味をもつ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「滝田ゆう」の解説

滝田ゆう たきた-ゆう

1932-1990 昭和後期-平成時代の漫画家。
昭和7年3月1日生まれ。高校卒業後田河水泡の内弟子となる。「漫画少年」「キング」「講談倶楽部(クラブ)」などに漫画をかく。貸本漫画にうつり,昭和43年から「ガロ」に連載した「寺島町奇譚」で人気をえた。平成2年8月25日死去。58歳。東京出身。国学院大中退。本名は祐作。作品はほかに「怨歌橋百景」,「裏町セレナーデ」(日本漫画家協会賞大賞)など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「滝田ゆう」の解説

滝田 ゆう (たきた ゆう)

生年月日:1932年3月1日
昭和時代;平成時代の漫画家
1990年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android