漢書芸文志(読み)かんじょげいもんし(英語表記)Han-shu yiwen-zhi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「漢書芸文志」の意味・わかりやすい解説

漢書芸文志
かんじょげいもんし
Han-shu yiwen-zhi

中国,前漢の時代に存在した典籍記録,分類し,当時の学風を述べた書物。『漢書』十志の一つ。前漢の劉きん (りゅうきん) が残した「七略」の分類法にならって分類している。前漢までの中国の学術を知るのに不可欠の文献。その後,これにならって5代の正史芸文志をそなえるようになった。ただし,そのうちの『隋書』と『旧唐書』は「経籍志」と称している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android