澆薄(読み)ギョウハク

デジタル大辞泉 「澆薄」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐はく〔ゲウ‐〕【×澆薄】

[名・形動]道徳が衰えて人情のきわめて薄いこと。また、そのさま。
「人情の―に流るるをいと嘆かわしきことに思いて」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「澆薄」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐はく ゲウ‥【澆薄】

〘名〙 (形動) 道徳が衰え、人情が希薄になること。表面をかざるだけで、中身のないこと。また、そのさま。澆漓(ぎょうり)。澆浮(ぎょうふ)
※東南院文書‐天喜四年(1056)閏三月二六日・官宣旨案「抑寺家建立之後、及三百余歳、仏事澆薄、僧侶廃亡」 〔後漢書‐朱穆伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「澆薄」の読み・字形・画数・意味

【澆薄】ぎよう(げう)はく

澆俗。〔後漢書、朱穆伝〕常に時の澆なるに感じ敦篤し、乃ち崇厚論を作る。

字通「澆」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android