濃粧(読み)のうしょう

精選版 日本国語大辞典 「濃粧」の意味・読み・例文・類語

のう‐しょう‥シャウ【濃粧】

  1. 〘 名詞 〙 よそおいが鮮やかなこと。花があでやかなこと。
    1. [初出の実例]「芳意寧将前日異、濃粧或有毎年新」(出典本朝麗藻(1010か)上・暮春陪都督大王遊覧法興院同賦庭花依旧開応教〈源道済〉)
    2. [その他の文献]〔張説‐桃花園馬上応制詩〕

じょう‐そうヂョウサウ【濃粧】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じょう」は「濃」の漢音 ) きらびやかにかざったよそおい。のうしょう。
    1. [初出の実例]「花飛んで錦のごとし幾くの濃粧ぞ 織著るものは春の風いまだ箱に畳まず〈源英明〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)

のう‐そう‥サウ【濃粧】

  1. 〘 名詞 〙 濃く化粧すること。厚化粧。こいげしょう。じょうそう。のうしょう。〔白居易新楽府・塩商婦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「濃粧」の読み・字形・画数・意味

【濃粧】のうしよう

厚化粧。

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