瀬戸内海環境保全特別措置法(読み)セトナイカイカンキョウホゼントクベツソチホウ

デジタル大辞泉 の解説

せとないかいかんきょうほぜん‐とくべつそちほう〔せとナイカイクワンキヤウホゼントクベツソチハフ〕【瀬戸内海環境保全特別措置法】

瀬戸内海環境保全を目的として定められた法律。高度成長期に急速に進行した水質・自然環境汚染を改善するため、昭和48年(1973)11月に瀬戸内海環境保全臨時措置法(時限立法)として施行。昭和53年(1978)に富栄養化対策などを含む改正が行われ、恒久法となった。工場などの特定施設に対する規制・富栄養化による被害防止・化学的酸素要求量COD)の総量規制など指定物質の削減・自然海浜の保全などについて定めている。瀬戸内法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の瀬戸内海環境保全特別措置法の言及

【瀬戸内海】より

…一般的には友ヶ島水道(紀淡海峡),鳴門海峡,豊予海峡,関門海峡の4海峡(瀬戸)によって外海と隔てられた内海を指し,この範囲での島(満潮時の周囲0.1km以上)の数は約700(うち有人島は約150)である。瀬戸内海環境保全特別措置法では,南は和歌山県日ノ御埼(ひのみさき)~徳島県蒲生田(かもだ)岬を結ぶ線,愛媛県高茂岬(こうもざき)~大分県鶴御崎(つるみさき)を結ぶ線,北は山口県火ノ山下灯台~福岡県門司崎灯台を結ぶ線と陸地とによって囲まれた,紀伊水道,大阪湾,播磨灘,備讃瀬戸,備後灘,燧(ひうち)灘,芸予海峡,安芸灘,広島湾,伊予灘,周防灘,別府湾,豊後(ぶんご)水道の水域および外海の響(ひびき)灘の一部を含めている。東西の長さは大阪湾~関門海峡間で450km,南北の幅は20~55km。…

※「瀬戸内海環境保全特別措置法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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