デジタル大辞泉 「炎症性腸疾患」の意味・読み・例文・類語 えんしょうせい‐ちょうしっかん〔エンシヤウセイチヤウシツクワン〕【炎症性腸疾患】 腸管に繰り返し炎症を起こす難病の総称。長期間にわたって下痢や血便が続く。潰瘍性大腸炎・クローン病・腸管ベーチェット病など。原因は不明で根治的治療法は確立されていない。IBD(inflammatory bowel disease)。[補説]潰瘍性大腸炎・クローン病・腸管ベーチェット病は国の指定難病となっている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「炎症性腸疾患」の意味・わかりやすい解説 炎症性腸疾患えんしょうせいちょうしっかんinflammatory bowel disease クローン病と潰瘍(かいよう)性大腸炎の総称。略称IBD。クローン病は消化管のどの部位にもみられるが、とくに腸に生じたときにこれと潰瘍性大腸炎との鑑別が容易でなかったことから使われるようになった表現とされる。[編集部][参照項目] | 潰瘍性大腸炎 | クローン病 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例