てん‐あ・う‥あふ【点合】
- 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙
- ① 許可を得る。
- [初出の実例]「記ある所にはてんあひ、読みにくき事には左右注(さ)したる本取り出でて」(出典:嵯峨のかよひ(1269))
- ② 詩歌などを批評して点をつける。点を打つ。批点をつける。
- [初出の実例]「千首の御歌、初め一日の分、為氏卿てんあひて参らす」(出典:春のみやまぢ(1280)七月六日)
- ③ ⇒てん(点)合う
てん【点】 合(あ)う
- 和歌・連歌・俳諧などで、すぐれた作品の肩の部分に斜線を引く。合点する。
- [初出の実例]「此高間の歌を、よし、とて、点あはれたりしかば」(出典:無名抄(1211頃))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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