点睛(読み)テンセイ

大辞林 第三版の解説

てんせい【点睛】

動物を描き、最後に睛ひとみを書き入れて完成させること。転じて、重要な部分を最後に加えて全体を完成させること。 〔「点晴」と書くのは誤り〕 → 画竜がりよう点睛
[句項目] 点睛を欠く

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

てん‐せい【点睛】

〘名〙 (「睛」はひとみ。中国の張僧繇(ちょうそうよう)が、龍を描き、最後にひとみを描き入れると龍が天に飛び去ったという「歴代名画記‐七」の故事から) 動物を描いて、最後にその目にひとみを描き入れて絵を完成させること。転じて、欠くことのできない重要な点を最後に加えて、物事を完成すること。→画龍点睛(がりょうてんせい)
※幻影の盾(1905)〈夏目漱石〉「若し〈略〉角窓の裏に一人物をき足したなら死龍は忽ち活きて天に騰るのである。点睛に比すべきものは何人であろう」

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