最新 地学事典 「点紋帯」の解説
てんもんたい
点紋帯
spotted zone
結晶片岩中に肉眼で確認できる大きさの斜長石斑状変晶が出現する地域。堀越義一(1937)が,四国中央部・別子地域三波川帯において,点紋アルバイト片岩帯という名称で初めて使用。三波川帯における点紋帯の範囲は,中~高変成度部と対応する。そして,点紋は一般に高変成度になるほど粗粒で,長径が1cmに達することもある。しかし,鉱物の粒度は必ずしも変成度と対応しないため,点紋帯の分布を基にして厳密な温度構造を論じることはできない。
執筆者:榎並 正樹
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

