( 1 )「ロドリゲス日本大文典」によれば、「お…なさるる」は話しことばで最高の敬意を示すものであったという。
( 2 )文書では「被成」と書かれ、中世末には、補助動詞の類に入れてよいものがみられる。「去元久二年六月、可レ為二善信沙汰一之由、被レ成二御下知状一畢」〔高野山文書‐嘉禎元年一〇月二五日・関東御教書〕など。
( 3 )近世初期の上方語には、下二段活用のほかに四段活用の例も現われる。近世後期の江戸語では、四段活用の方が普通である。→なさる
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...