烏田智庵(読み)からすだ ちあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「烏田智庵」の解説

烏田智庵 からすだ-ちあん

1690*-1768 江戸時代中期の医師,本草家。
元禄(げんろく)2年12月14日生まれ。浅井周廸に外科を,松岡恕庵(じょあん)に本草をまなぶ。父の跡をつぎ長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩医となり,のち薬園役をつとめる。享保(きょうほう)20年(1735)から仁保(にほ)玄珠とともに周防(すおう),長門2国の物産を調査し,「両国本草」をあらわした。明和5年5月14日死去。80歳。長門出身。名は貫通通称は留之允。号ははじめ智璞。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android