コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

元禄俳諧 げんろくはいかい

1件 の用語解説(元禄俳諧の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

げんろくはいかい【元禄俳諧】

江戸元禄期に行われた俳諧・俳風の総称。“心付(こころづけ)”“景気付”を主体とする優美な俳風が基調をなした。それは,談林風の無心異体がゆきづまったとき,それを克服すべく俳壇全体が試行錯誤を繰り返した結果いたり着いた有心(うしん)の正風体で,その意味では,貞門風→談林風→元禄風は俳諧史のたどる必然的なコースだったといえよう。ただし一口に元禄風とは言っても,その内容はさまざまで,1691年(元禄4)刊《祇園拾遺物語》によると,〈詞さへ巧みに利口なれば,心浅くてもよき点するあり。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の元禄俳諧の言及

【蕉風俳諧】より

… 貞門,談林の宗匠たちは,連歌のパロディである俳諧に興じながらも,余技の意識を払拭しきれなかった。蕉風に代表される元禄俳諧は,その世代の門下から俳諧のみを本技として出発した世代が大成する時期の所産である。それは,談林俳諧の〈無心所着体〉に対する〈有心(うしん)正風体〉(正風)の復活という形をとるため,大坂を本拠とする談林派が,貞門に捨象された〈守武(もりたけ)流〉によりどころを求めた歴史の反動として,京・江戸の旧貞門系有志俳人が連係して貞門流にみずからの血統を求めたようにもみられる。…

※「元禄俳諧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

元禄俳諧の関連キーワード上方文学江戸元結洒落風奴俳諧元禄金元禄銀談林風俳風江戸元禄の酒寺崎紫白

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone