烏鷺(読み)ウロ

デジタル大辞泉 「烏鷺」の意味・読み・例文・類語

う‐ろ【××鷺】

カラスサギ
黒と白。
黒い石と白い石をカラスとサギに見立てて、囲碁をいう語。「烏鷺争い

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精選版 日本国語大辞典 「烏鷺」の意味・読み・例文・類語

う‐ろ【烏鷺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. カラスとサギ。
    1. [初出の実例]「之を士人の多く理学に傾くの癖に比すれば、烏鷺の群を異にするが如し」(出典:薩長土肥(1889)〈小林雄七郎〉四藩気質)
  3. 黒と白。
  4. 囲碁の異称碁石の黒、白を烏と鷺になぞらえていったもの。
    1. [初出の実例]「碁を知らん者に向っては麒麟で、苟(いやし)くも烏鷺(ウロ)趣味を解した者の前には駑馬(どば)となる奴だ」(出典我等一団と彼(1912)〈石川啄木〉五)

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