焙茶(読み)ほうじちゃ

精選版 日本国語大辞典 「焙茶」の意味・読み・例文・類語

ほうじ‐ちゃハウじ‥【焙茶】

  1. 〘 名詞 〙 番茶一種。上質でない茶の葉と茎をまぜて、火に強くあぶって作ったもの。
    1. [初出の実例]「召し上りものは、ほうじ茶に、お菓子は巣ごもりに青涼だけ」(出典:津軽の野づら(1935)〈深田久彌〉チヤシヌマ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「焙茶」の読み・字形・画数・意味

【焙茶】ほうちや

字通「焙」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「焙茶」の意味・わかりやすい解説

焙茶
ほうじちゃ

番茶,または煎茶の大型のものを焙じてつくった茶。強い加熱処理のため特有の香気があり,渋成分のカテキンも熱変化しているので味も軽くなって,煎茶,玉露などとは異なった味質の茶として愛好者も多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android