デジタル大辞泉
「無所得」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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む‐しょとく【無所得】
- 〘 名詞 〙
- ① 仏語。なにものにもとらわれないこと。心にとらわれるところがないこと。空(くう)であること。また、その境地。⇔有所得(うしょとく)。
- [初出の実例]「我よき名を留めんと不レ思、真実無所得にて、先生の事をなす」(出典:正法眼蔵随聞記(1235‐38)四)
- [その他の文献]〔円覚経〕
- ② 仏語。主観・客観の別を超えていること。その区別がないこと。
- [初出の実例]「至理本無二能得所得之別一、故言二無所得一」(出典:維摩経義疏(613)序品第一)
- ③ 所得がないこと。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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