デジタル大辞泉 「無所得」の意味・読み・例文・類語 む‐しょとく【無所得】 1 収入がないこと。所得税では、収入金額から必要経費および諸控除を差し引いた金額がゼロ以下であること。2 仏語。こだわりの心のないこと。また、そのような境地。⇔有所得うしょとく。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「無所得」の意味・読み・例文・類語 む‐しょとく【無所得】 〘 名詞 〙① 仏語。なにものにもとらわれないこと。心にとらわれるところがないこと。空(くう)であること。また、その境地。⇔有所得(うしょとく)。[初出の実例]「我よき名を留めんと不レ思、真実無所得にて、先生の事をなす」(出典:正法眼蔵随聞記(1235‐38)四)[その他の文献]〔円覚経〕② 仏語。主観・客観の別を超えていること。その区別がないこと。[初出の実例]「至理本無二能得所得之別一、故言二無所得一」(出典:維摩経義疏(613)序品第一)③ 所得がないこと。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例