日本歴史地名大系 「無為信寺」の解説 無為信寺むいしんじ 新潟県:北蒲原郡水原町下条村無為信寺[現在地名]水原町下条町下条(げじよう)町の北端にある。真宗大谷派、仏性山金剛院と号し、本尊は阿弥陀如来。親鸞の高弟で、二十四輩の一人無為信房の開基と伝え、二十四輩一一番の旧跡とされる。初め会津に建立されたが、後、陸奥国棚倉(たなぐら)(現福島県東白川郡棚倉町)・駿河国田中(たなか)(現静岡県藤枝市)・京都六条に移転したという。宝暦一一年(一七六一)大地主佐藤伊左衛門の尽力で、柄目木(がらめき)(現新津市)にあった蓮入(れんにゆう)寺を移し、現在地に再建と伝え、翌一二年無為信寺と改称した(中泉家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by