無産(読み)ムサン

デジタル大辞泉 「無産」の意味・読み・例文・類語

む‐さん【無産】

定職がないこと。無職
財産資産がないこと。⇔有産
無産階級」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無産」の意味・読み・例文・類語

む‐さん【無産】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 職業がないこと。定職をもっていないこと。また、その人。無職。
    1. [初出の実例]「廟堂教育の法を設け、無産の民なからしめ」(出典:公議所日誌‐一五中・明治二年(1869)五月)
  3. 財産がないこと。一定のまとまった資産をもっていないこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「徒に有産の輩を覆して無産の難渋に陥れたるに似たれども」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
  4. むさんかいきゅう(無産階級)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「無産」の読み・字形・画数・意味

【無産】むさん

生業なし。

字通「無」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android