無碍(読み)ムゲ

デジタル大辞泉 「無碍」の意味・読み・例文・類語

む‐げ【無×碍/無×礙】

[名・形動]妨げのないこと。何ものにもとらわれないこと。また、そのさま。「融通無碍
「―な、それ故、ひとしお魂にしみる哀感で」〈宮本伸子

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精選版 日本国語大辞典 「無碍」の意味・読み・例文・類語

む‐げ【無碍・無礙】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 仏語。さしさわりのないこと。障害のないこと。さまたげられていないこと。とらわれることなく自由であること。また、気ままで勝手であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「如来、無礙力無畏禅定解脱三昧諸法皆深成就故、云広大甚深無量」(出典:法華義疏(7C前)一)
    2. 「もとより空寂にして一体無㝵なりといひき」(出典:栄花物語(1028‐92頃)玉のうてな)

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普及版 字通 「無碍」の読み・字形・画数・意味

【無碍】むがい

無礙

字通「無」の項目を見る

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