空寂(読み)クウジャク

デジタル大辞泉の解説

くう‐じゃく【空寂】

[名]仏語。宇宙のすべての事物は実体がなく、その本性は空であるということ。また、それを悟った境地。
[名・形動]静かでもの寂しいこと。また、そのさま。
「―なうちにも血の湧くような心地(こころもち)に帰るのであった」〈藤村破戒

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

くうじゃく【空寂】

( 名 )
〘仏〙
万物はみな実体のないものであり、生死もまた仮のものであるということ。
執着・欲望などの煩悩ぼんのうを消し去った悟りの境地。
( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
静まりかえって、もの寂しい・こと(さま)。 「 -なうちにも血の湧くやうな心地こころもちに帰るのであつた/破戒 藤村

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

ハイジ男子

アンダーヘアを永久脱毛した男性を指す造語。英語で「衛生」を意味する「ハイジーン」が語源で、アンダーヘアを永久脱毛した女性を指す「ハイジニーナ」にちなんで生まれた言葉とされる。欧米諸国では男性のアンダー...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android