無識(読み)ムシキ

デジタル大辞泉 「無識」の意味・読み・例文・類語

む‐しき【無識】

見識知識のないこと。
「肴の切身値段になると…全く―であった」〈漱石

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無識」の意味・読み・例文・類語

む‐しき【無識】

〘名〙
① 知識のないこと。識見のないこと。
菅家文草(900頃)一一・為弾正尹親王先妣紀氏修功徳願文「有情無情、有識無識」
今昔(1120頃か)六「娑婆濁世の愚痴・无識の衆生教化して導かむが為に」 〔淮南子‐俶真訓〕
仏語。認識を超越していること。〔維摩経‐中〕

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普及版 字通 「無識」の読み・字形・画数・意味

【無識】むしき

無知。

字通「無」の項目を見る

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