焼金(読み)ヤキガネ

デジタル大辞泉 「焼金」の意味・読み・例文・類語

やき‐がね【焼(き)金/焼き鉄】

牛馬の尻や罪人の額に、熱した金属を押しつけ、印をつけること。また、その印。
やききん」に同じ。
焼きばり

やき‐きん【焼(き)金】

吹き分けて混ざり物を除き去った純粋の金。純金。やきがね。〈和英語林集成

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「焼金」の意味・読み・例文・類語

やい‐がね【焼金】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「やきがね(焼金)」の変化した語 )
  2. 板状にした金属。いたがね。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
  3. やきがね(焼金)
    1. [初出の実例]「四つの眼光やいがねの、爆散るに異ならず」(出典:浄瑠璃・本朝三国志(1719)二)

やけ‐がね【焼金】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 火に焼けた金属。熱せられた金属。
    1. [初出の実例]「やけがねをつ取り大地へどうとなげつけ」(出典:浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)上)
  3. 火災などで焼けた貨幣。やけ。やけぜに。

やき‐きん【焼金】

  1. 〘 名詞 〙 含有物を分離してまざりものを除いた純粋の金。純金。やきがね。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android