煕宗[金](読み)きそう[きん](英語表記)Xi-zong; Hsi-tsung

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

煕宗[金]
きそう[きん]
Xi-zong; Hsi-tsung

[生]天輔3 (1119)
[没]皇統9 (1149)
中国,朝の第3代皇帝(在位 1135~49)。諱は亶(たん)。女真名は合剌。太祖(→ワンヤンアクダ〈完顔阿骨打〉)の嫡孫。天会10(1132)年皇太子にあたるアンバンボギレ(諳班勃極烈)の地位となり,同 13年即位。中国的専制国家をめざし,ボギレ(勃極烈)を領三省事に改め,最高政策決定機関として三省を統率させ,科挙を採用し,女真小字を頒行。同 15年傀儡の斉国を廃止し華北を直接統治し,猛安・謀克戸を移した。皇統2(1142)年と講和し,淮水-大散関線を国境とし,宋帝を臣事させて銀 25万両,絹 25万匹の歳貢を出させた。のち酒乱となって悪政を行ない,人望を失い暗殺された。

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