朝日日本歴史人物事典 「熊谷直盛」の解説
熊谷直盛
生年:生年不詳
安土桃山時代の武将。半次郎,内蔵允。豊臣秀吉に仕え,文禄の役(1592~96)では,その初年に軍目付として朝鮮に渡る。翌文禄2(1593)年,5月に改易された大友吉統処分のための使者となり,8月帰国。同年閏9月,秀吉の直轄領豊後国(大分県)直入郡内3万石余の代官となった。さらにその翌年,同国安岐城城主となり,1万5000石を知行。慶長4(1599)年改易さる。同5年の関ケ原の戦では西軍(石田三成方)に味方し,美濃国(岐阜県)大垣城で死んだ。
(佐伯弘次)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報