熊野水木(読み)クマノミズキ

デジタル大辞泉 「熊野水木」の意味・読み・例文・類語

くまの‐みずき〔‐みづき〕【熊野水木】

ミズキ科の落葉高木。葉は対生し、卵状長楕円形で裏側白色を帯びる。6、7月ごろに白色の小花を密集してつけ、果実は黒く熟す。

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精選版 日本国語大辞典 「熊野水木」の意味・読み・例文・類語

くまの‐みずき‥みづき【熊野水木】

  1. 〘 名詞 〙 ミズキ科の落葉高木。本州四国九州山間に生える。幹は直立して高さ一〇メートルに達する。葉は対生し、長さ約一〇センチメートルの卵状長楕円形で、先はとがり全縁で短い柄がある。初夏小枝の先に小さな白色の四弁花を半球状に密生する。花後、球形の果実を結び紫黒色に熟す。材は薪炭、器具材とする。みずき。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「熊野水木」の解説

熊野水木 (クマノミズキ)

学名Cornus brachypoda
植物。ミズキ科の落葉高木,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の熊野水木の言及

【ミズキ】より

…材は白色,やや軟質で細工しやすく,特に東北地方のこけし木地として賞用される。分布域をほぼ同じくする近縁種に,クマノミズキC.macrophylla Wall.(イラスト)がある。葉が対生し,花期がミズキより約1ヵ月遅い。…

※「熊野水木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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