熱砂(読み)ネッサ

精選版 日本国語大辞典 「熱砂」の意味・読み・例文・類語

ねっ‐しゃ【熱砂】

  1. 〘 名詞 〙ねっさ(熱砂)
    1. [初出の実例]「旅行者は頭に赫々たる炎日を戴だき足下に燃るが如き熱砂(ネッシャ)を踏み」(出典:亜非利加内地三十五日間空中旅行(1883‐84)〈井上勤訳〉五)

ねっ‐さ【熱砂】

  1. 〘 名詞 〙 日に焼けた熱い砂。また、熱い砂浜や砂漠。ねっしゃ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「其屍熱沙の中に埋れ、骨肉燥焦て、あだかも不灼過炭(やけのたらざるすみ)の如し」(出典:紅毛雑話(1787)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む