爆発性物質(読み)ばくはつせいぶっしつ(その他表記)explosive substance

改訂新版 世界大百科事典 「爆発性物質」の意味・わかりやすい解説

爆発性物質 (ばくはつせいぶっしつ)
explosive substance

熱力学的に不安定な平衡状態にある物質で,ある程度のエネルギーが与えられると物理的または化学変化爆発)を起こして,周囲に急激な圧力上昇を起こすもの。爆発物とも呼ばれる。そのうち爆発力を工業的に利用しうるものが,日本では火薬類と規定されている。爆発性物質はその危険性を認識するために,伝爆性,爆発威力,熱分解の激しさ,燃焼の激しさ,燃焼から爆ごう(轟)への転位,種々の感度などが試験,評価される。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 吉田

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む