爆発的噴火(読み)ばくはつてきふんか(その他表記)explosive eruption

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「爆発的噴火」の意味・わかりやすい解説

爆発的噴火
ばくはつてきふんか
explosive eruption

火山噴火のうち,火山ガスの急激な膨張,および多量の火山砕屑物噴出を伴う現象。火山爆発ともいう。マグマが比較的浅い場所に到達したとき,マグマ中に溶け込んでいた揮発性成分(特に水)が急激に気体となり膨張して破裂することがおもな原因と考えられる。マグマが地下水と接したときに大量の水蒸気が発生して起こる水蒸気爆発はこの一種。安山岩質やデイサイト石英安山岩)質の火山では,マグマの流動性が悪く揮発性成分が抜けないまま浅い場所まで運ばれるため,しばしば発生する。爆発音は数百km以上も伝わることがある。また落下物が広範囲に及び,大きな被害が出ることが多い。プリニー式噴火ブルカノ式噴火はこの例。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む