日本歴史地名大系 「片吹遺跡」の解説
片吹遺跡
かたぶきいせき
縄文時代の住居跡は確実なもの五棟、炉跡のみのものが二棟ある。中期末の住居跡SB〇七は径三・九五メートルの円形で、柱穴が不規則に一〇本余りあり、中央に炉をもっている。住居跡SB〇八は径三・九×三メートルの長円形で、二本の主柱と竪穴周囲に八本の支柱穴をもち、中央に炉を備えている。住居跡SB一〇は径四・三メートルで、住居跡SB〇八と同様の構造をもつ。後期中葉の住居跡SB〇六は五・五×四・九メートルの平面規模を有し、炉はあるが柱穴は明確でない。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報