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片流れ かたながれ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

片流れ
かたながれ

屋根の形状の一種で,傾斜一方だけに流れているもの。この形式の民家は,インドから西南アジアの諸国およびアフリカの乾燥地域に広く分布している。この地方では雨が少く日射が強いので,日干し煉瓦で家の外壁を造り,多くの民家の屋根はゆるやかな傾斜の片流れである。片流れの屋根は日本では,簡易住宅や戦後に急造されたマーケット,小店舗,一般の住宅などにも用いている。片流れの一方の端に短い面をつけた招き屋根も片流れの一変化。

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デジタル大辞泉の解説

かた‐ながれ【片流れ】

屋根の棟から片方の軒までの斜面。
一方にだけ傾斜をもつ屋根。片屋根。

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百科事典マイペディアの解説

片流れ【かたながれ】

(1)屋根形式の一つで,一方にのみ傾斜を有する屋根のこと。(2)屋根の(むね)から一方のまでをいう。
→関連項目春日造

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大辞林 第三版の解説

かたながれ【片流れ】

屋根の棟から片方の軒までの斜面。
片方にだけ傾斜している屋根。片流れ屋根。
「片流れ造り」の略。

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世界大百科事典内の片流れの言及

【屋根】より

…その意味では,外敵から身を守る目的で壁を重視しているヨーロッパや乾燥地帯に比べて,日本の建築における屋根の重要性は高いといえる。
[屋根の形式]
 日本の木造建築における基本的な屋根形式は,切妻寄棟およびこの両者を合成した入母屋の三つであるが,軽微な建物では一方向に傾きをもつ片流れがよく使われるし,寄棟の特殊型である方形(ほうぎよう)も場合によって使われ,また,近年になって,鉄筋コンクリート建物の普及に伴って,水平な陸(ろく)屋根も数多く使われるようになった(図1)。 以上の6形式が基本的な屋根形式であるが,そのほかに,これらの形式を組み合わせたり,変形させた特殊な屋根形式もある(図2)。…

※「片流れ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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