片辺(読み)カタホトリ

精選版 日本国語大辞典 「片辺」の意味・読み・例文・類語

かた‐ほとり【片辺・偏辺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 都から遠く離れたへんぴな所。かたいなか。かたへんど。また都からちょっとはずれたさびしい所。かたつほとり。
    1. [初出の実例]「都へ御上候へ。かたほとりにおもひあてまゐらする事候」(出典:平家物語(13C前)一二)
  3. かたすみ。人目につかない所。
    1. [初出の実例]「西山、東山のかたほとりについて、にげかくれさせ給へり」(出典:平家物語(13C前)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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