牙虫(読み)ガムシ

デジタル大辞泉 「牙虫」の意味・読み・例文・類語

が‐むし【牙虫】

甲虫目ガムシ科の昆虫。池・沼などの水中にすむ。体長3センチくらい。体は黒く、幅広い舟形。成虫草食性であるが、幼虫肉食性小魚巻き貝を襲う。本州以南に分布
ガムシ科の昆虫の総称体形ゲンゴロウに似る。水生のものと、陸生のものとがある。

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精選版 日本国語大辞典 「牙虫」の意味・読み・例文・類語

が‐むし【牙虫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. コウチュウ鞘翅)目ガムシ科の水生昆虫。体長約三・五センチメートル。楕円形で、体は全体に黒く光沢をおびる。ゲンゴロウに似ているが、あしが細く、オール状をしていない。腹面に一本の剣状突起がある。各地に分布する。春から夏にかけて池沼、水田にみられ、成虫はくさりかけの植物質を、幼虫は小昆虫などを食べる。
  3. ガムシ科の総称。水生のガムシ、ヒメガムシのほか、陸上で動物の糞や腐敗した植物などに集まるマグソガムシなど日本に約八〇種、世界に約二〇〇〇種が知られる。
  4. 昆虫「げんごろう(源五郎)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  5. 昆虫「いさごむし(沙虫)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「牙虫」の解説

牙虫 (ガムシ)

学名Hydrophilus acuminatus
動物。ガムシ科の昆虫

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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