日本歴史地名大系 「牛石古墳群」の解説 牛石古墳群うしいしこふんぐん 大阪府:堺市檜尾村牛石古墳群[現在地名]堺市桃山台一―四丁・原山台一―五丁など石津(いしづ)川と支流和田(わだ)川に挟まれ、南北に細長く延びる栂(とが)丘陵上にあり、五〇基余からなったが、泉北ニュータウンの開発により、現存するのは数基にすぎない。なお北部野々井(ののい)遺跡の範囲に含まれる古墳群を野々井古墳群とし、中・南部のみを牛石古墳群と称することもある。当古墳群は昭和四二年(一九六七)、同四三年・同四六年および同四九―五一年に調査が行われ、その結果、前方後円墳四・方墳三七・円墳一〇余りが確認された。内部主体も木棺・甕棺・横穴式石室・室墓・窯槨など多様であった。以下主たる古墳を掲げると、上神(にわ)谷に向かって延びる丘陵先端の前方後円墳高塚山(たかつかやま)古墳は全長四〇メートル、後円部径二六メートル、高さ三・五メートル、前方部幅一四メートル。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by