精選版 日本国語大辞典 「牛草」の意味・読み・例文・類語
うし‐くさ【牛草】
〘名〙
① イネ科の一年草。本州、四国、九州の山野、田のあぜなどに生える。高さ一五~三〇センチメートル。多くの枝を出して大きな株を作る。葉は長さ約三センチメートルのやや幅広い線形で、下はさや形となり茎を包む。夏~秋に葉腋(ようえき)から約三センチメートルの円柱状の穂を出し紫赤色の花をつける。〔日本植物名彙(1884)〕
③ 植物「せんきゅう(川芎)」の異名。
※和名集并異名製剤記(1623)「川芎 せんきう 唐より来るを用ゆ。〈略〉日本にもあり〈略〉処の俗これをうしくさと云ふ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報