牧野用水(読み)まきのようすい

日本歴史地名大系 「牧野用水」の解説

牧野用水
まきのようすい

江戸時代の射水郡下牧野村・中曾根なかそね村・能町のうまち村や川口かわぐち(現新湊市)など六千七六三石余を潤す用水(新湊市史)。この地区では承応元年(一六五二)以前は庄川右岸の北野きたの(現大島町)で取水していた。しかし、翌年の洪水により庄川が西遷したため、取水口を上流広上ひろかみ(現大門町)に求めた。流路は広上―下条げじよう(現同上)―下牧野となり、下条和田わだ川と交差するため大貫樋が架けられていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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