特定観測地域(読み)とくていかんそくちいき

最新 地学事典 「特定観測地域」の解説

とくていかんそくちいき
特定観測地域

area of special observation

大地震の繰返し,活断層の分布,最近の地殻変動や地震活動などから,地震予知連絡会が要注意の場所として指定した地域。観測強化地域よりランクが低い。1970年に8地域が指定されたが,そのうちの一つ,東海地域が74年に観測強化地域に格上げになった。78年の改訂段階では次の8地域が指定されている。北海道東部,秋田県西部・山形県西北部,宮城県東部・福島県東部,新潟県南西部・長野県北部,長野県西部・岐阜県東部,名古屋・京都・大阪・神戸地区,島根県東部,伊予灘および日向灘周辺。その後のGEONETやHi-net等の全国的な観測網の整備や地震学の進歩を踏まえ,固定した地域にとらわれずに全国を対象として検討するという考え方に基づき,地震予知連絡会は2008年にこれらを廃止した。

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関連語 正幸 小原

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「特定観測地域」の意味・わかりやすい解説

特定観測地域
とくていかんそくちいき

大地震が発生する可能性が高く,集中的な観測が必要とされる地域。地震予知連絡会が 1970年に地震予知の戦略上から決定した。選定基準は,過去に大地震があったが近年大地震が起こっていない地域,活断層などがある活構造地域,地殻変動の活発な地域など。北海道東部,秋田県西部・山形県北西部,宮城県東部・福島県東部,新潟県南西部・長野県北部,長野県西部・岐阜県東部,名古屋・京都・大阪・神戸地区,島根県東部,伊予灘・日向灘周辺の 8地域が指定された。2008年,全国的な地震観測網の整備推進などによる地震予知技術や環境の発展に伴い,地域を固定せず全国を対象とした観測を行なうため,観測強化地域とともに廃止された。

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