デジタル大辞泉 「犇めく」の意味・読み・例文・類語 ひし‐め・く【×犇めく】 [動カ五(四)]1 大勢の人が1か所にすきまなく集まる。また、集まって騒ぎたてる。「観衆が―・く」2 ぎしぎしと音がする。「ものの―・き鳴るもいと恐ろしくて」〈枕・一二五〉[類語]込む・ごたつく・込み合う・立て込む・ごった返す・犇ひしめき合う・混雑する・雑踏ざっとうする 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「犇めく」の意味・読み・例文・類語 ひし‐め・く【犇めく】 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「めく」は接尾語 )① ひしひしと音がする。ぎしぎし鳴る。[初出の実例]「片つ方なればひしめくに、おどろかせ給ひて」(出典:能因本枕(10C終)九一)② 集まって騒ぎたてる。押しあい騒ぐ。また、押しあうほどに大勢集まる。混雑する。[初出の実例]「行幸にまゐらるるとて出立のひしめかるる気色も聞ゆるに」(出典:待賢門院堀川集(1145‐46頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例