犬公方(読み)イヌクボウ

関連語 がわ

精選版 日本国語大辞典 「犬公方」の意味・読み・例文・類語

いぬ‐くぼう‥クバウ【犬公方】

  1. ( 「公方」は、将軍の意 ) 江戸幕府、第五代将軍徳川綱吉世人がつけたあだ名。「生類憐みの令」を出し、極端に犬を愛護したところからいう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「犬公方」の意味・わかりやすい解説

犬公方
いぬくぼう

江戸幕府5代将軍徳川綱吉につけられたあだ名で,公方とは将軍の別称。綱吉は戌 (いぬ) 年生れであることから,僧隆光のすすめによって,生類憐みの令を出し,特に犬を過度に大切にさせた。そのことに対する世人の批判からこう呼ばれた。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「犬公方」の解説

犬公方
(通称)
いぬくぼう

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
相模入道千疋犬
初演
正徳4.秋(大坂・嵐八重桐座)

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旺文社日本史事典 三訂版 「犬公方」の解説

犬公方
いぬくぼう

江戸幕府5代将軍徳川綱吉のあだ名。

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