狂簡(読み)キョウカン

デジタル大辞泉 「狂簡」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かん〔キヤウ‐〕【狂簡】

志は大きいが、行いがそれに伴わず疎略なこと。
「疎大―、採るあらば荷甚」〈東海散士佳人之奇遇

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「狂簡」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かんキャウ‥【狂簡】

  1. 〘 名詞 〙 志望が高く、細事をかえりみないこと。志は大きいが、行為が粗雑であること。
    1. [初出の実例]「忝随大夫登高之後、敢上小子狂簡之章」(出典菅家文草(900頃)七・未旦求衣賦一首)
    2. [その他の文献]〔論語‐公冶長〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「狂簡」の読み・字形・画数・意味

【狂簡】きよう(きやう)かん

志のみ高く、まとまりのないこと。〔論語公冶長〕子、陳に在りて曰く、歸らんか、歸らんか。吾が黨の小子狂然としてすも、之れを裁する以を知らず。

字通「狂」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android