狂簡(読み)キョウカン

デジタル大辞泉 「狂簡」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かん〔キヤウ‐〕【狂簡】

志は大きいが、行いがそれに伴わず疎略なこと。
「疎大―、採るあらば荷甚」〈東海散士佳人之奇遇

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精選版 日本国語大辞典 「狂簡」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かんキャウ‥【狂簡】

  1. 〘 名詞 〙 志望が高く、細事をかえりみないこと。志は大きいが、行為が粗雑であること。
    1. [初出の実例]「忝随大夫登高之後、敢上小子狂簡之章」(出典菅家文草(900頃)七・未旦求衣賦一首)
    2. [その他の文献]〔論語‐公冶長〕

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普及版 字通 「狂簡」の読み・字形・画数・意味

【狂簡】きよう(きやう)かん

志のみ高く、まとまりのないこと。〔論語公冶長〕子、陳に在りて曰く、歸らんか、歸らんか。吾が黨の小子狂然としてすも、之れを裁する以を知らず。

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