細事(読み)サイジ

デジタル大辞泉 「細事」の意味・読み・例文・類語


こま‐ごと【細事/細言】

こまごました、つまらない事。
「―吐かずと早帰れと」〈浄・忠臣蔵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「細事」の意味・読み・例文・類語

さい‐じ【細事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ささいなこと。ちょっとしたこと。こまかい事柄。つまらない事柄。小事。些事(さじ)
    1. [初出の実例]「此外細事等尤多」(出典:玉葉和歌集‐承安元年(1171)一一月一九日)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐席予伝〕
  3. 詳細なこと。くわしい事柄。

こま‐ごと【細事・小言】

  1. 〘 名詞 〙 こまごました事。取るに足りない事柄。くだらない事。
    1. [初出の実例]「Comagotouo(コマゴトヲ) ユウ」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「小癪な匹夫が憎き振舞、こま言ぬかさば手は見せぬぞ」(出典:歌舞伎・白縫譚(1853)六幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「細事」の読み・字形・画数・意味

【細事】さいじ

ささいなこと。〔唐書、席予伝〕性、畏なり。子弟・屬に書を與ふるに、字を作(な)さず。或ひと曰く、此れ細事なるのみ。何ぞ慮を留めんと。答へて曰く、細をもまず、況んや大事をやと。

字通「細」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android